「航海日誌」取材班の資源育成コース・中村舞白です。記念すべき「海洋Crew」第1回は、魚醤「最後の一滴」の海外展開を目指して、5月にスイスへ市場調査に行ってきた3人の紹介をします。
中村:
まず始めに、皆さん3人の最後の一滴との関わりは?
佐藤(愛):
三澤先輩は1年のときから食品研究部で最後の一滴を造って販売してるし、私と佳奈は、食品科学コースの授業や実習で最後の一滴を製造したり、最後の一滴を利用したメニューを道の駅で調理販売しています。
中村:
部活と授業でそれぞれ製造や販売、PR活動をしているんですね。
早速ですが、スイスでの感触はいかがでしたか?
三澤 :
主に2か所で、顧客スタンス調査と呼ばれる方法でニーズ把握をしてきました。
相撲部と一緒に参加した、ダボスで開かれていた日本アニメの祭典「ジャパンアニマンガナイト」では、日本好きの若い人が多かったこともあり、かなり手ごたえを感じました。一方、地方都市のルツェルンの朝市では、地元のお年寄りが多かったからか、あまり好評ではありませんでした。
佐藤(佳):
スイスは物価が高いので、100mLのボトルを2,000円前後で買うと答える人が結構いました。日本での販売価格の3倍くらいになります。
三澤:
大体、輸出をすると国内での店頭価格の2~3倍くらいになると言われているので、何とかスイスで勝負できるのではないかと思っています。
≪後編につづく…≫