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スイス市場調査隊 【前編】

2016.07.29 更新

スイス市場調査隊 【前編】

海洋生産コース3年 三澤甲斐

食品科学コース2年 佐藤愛子

食品科学コース2年 佐藤佳奈

「航海日誌」取材班の資源育成コース・中村舞白です。記念すべき「海洋Crew」第1回は、魚醤「最後の一滴」の海外展開を目指して、5月にスイスへ市場調査に行ってきた3人の紹介をします。

左から、三澤甲斐さん、佐藤佳奈さん、佐藤愛子さん

中村:
まず始めに、皆さん3人の最後の一滴との関わりは?

佐藤(愛):
三澤先輩は1年のときから食品研究部で最後の一滴を造って販売してるし、私と佳奈は、食品科学コースの授業や実習で最後の一滴を製造したり、最後の一滴を利用したメニューを道の駅で調理販売しています。

中村:
部活と授業でそれぞれ製造や販売、PR活動をしているんですね。
早速ですが、スイスでの感触はいかがでしたか?

三澤 :
主に2か所で、顧客スタンス調査と呼ばれる方法でニーズ把握をしてきました。
相撲部と一緒に参加した、ダボスで開かれていた日本アニメの祭典「ジャパンアニマンガナイト」では、日本好きの若い人が多かったこともあり、かなり手ごたえを感じました。一方、地方都市のルツェルンの朝市では、地元のお年寄りが多かったからか、あまり好評ではありませんでした。

英語で試食品の評価や食習慣、値頃感などを聞き取る

同行した相撲部は「Sumo Show」を披露 観衆との交流試合も

ルツェルン朝市での調査 試食をしてくれない人が多くて苦戦

佐藤(佳):
スイスは物価が高いので、100mLのボトルを2,000円前後で買うと答える人が結構いました。日本での販売価格の3倍くらいになります。

三澤:
大体、輸出をすると国内での店頭価格の2~3倍くらいになると言われているので、何とかスイスで勝負できるのではないかと思っています。


≪後編につづく…≫

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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