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海洋丸よりFAXが届きました ~帰港直前、まとめ~

2017.06.06 更新

(6月6日16時30分 指導教官よりFAX)
 
 海洋丸の動向と生徒の状況について

 神戸寄港後の動向について報告します。
 
 5月31日9時に神戸港に入港し、2日間の研修を終え6月2日9時に出港しました。出航後は、瀬戸内海の海上交通安全法に規定されている各航路を通り、来島海峡の手前にある伯方島の東沖に錨泊しました。翌日には生徒達も24時間体制で航海当直に加わり、来島海峡を通過し、安芸灘と広島湾を経由して関門海峡へ向かいました。

 そして、4日の朝に関門海峡を通過し日本海に入り、この日の午後と翌日にはデッキ摺りを行い、作業で使った合羽や長靴を清水で洗いました。

 本日6日は、帰港に備えて船内と各部屋の清掃を行い、入港準備完了です。

 今航海は、実習当初のカニ篭漁場へ向かう間と、太平洋に出て房総半島を回るまでの間に時化られ、船酔いに苦しむ生徒もおりました。しかし、それ以降は大きな時化の影響を受けることなく、予定通りに実習をこなすことができました。また、大きな怪我や病気もなく安堵しています。

 神戸入港前に行った個人面談の祭や昨日の点呼時に、この実習で一番印象に残ったことを生徒一人一人から話してもらったところ、大勢の生徒がマグロ延縄漁業実習で大きなクロマグロやクロカジキを生で見ることができて感動したことや、瀬戸内海の狭い航路で操舵をして緊張したことなど、様々なことを体験することができて良かったと話してくれました。

 この30日間の乗船実習で、それぞれの生徒が海洋高校の海洋開発科海洋技術コースでなければできない様々な実習を体験して、多くの思い出を心に刻むことができたと思います。

 明日6月7日(水)9時に能生港に入港する予定ですが、最後まで安全に留意し、今航海を終了できるように努めていきたいと思います。

 以上

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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