こんにちは!3年食品科学コースの平田です。
6月6日に行った企業見学の様子を、レポート形式でご紹介します!
山津水産株式会社、山津冷蔵食品株式会社
水産加工食品や水産物の流通について理解を深める
朝5時から競りを行っています。場内の仲卸16社、買参人30~40社が毎日来て、自分が欲しい魚を買います。能生の市場は「上げ競り」ですが、新潟中央卸売市場では「下げ競り」をします。下げ競りとは、ある値段からどんどん下げていき、一番最初に声をかけた人に売ります。どのタイミングで声をかけるのかが難しいです。
また、魚食文化を広げるために「おさかなマイスター」という人たちがいます。おさかなマイスターは近隣の小中学校に行き、魚の食べ方、生態を説明しています。また、スーパーで調理の実技指導を行います。どのように切ればきれいに見えるか、おいしそうに見えるかなどを指導しています。
「お客様から信頼される会社」になるために、クレームを減らす対策をしています。特に、毛髪に関して最も気をつけています。毛髪クレームを帽子するために、作業着のローラーがけやネットの帽子の後にもう一つ帽子をかぶり、髪の毛が出ないようにします。
山津冷蔵食品が作る商品は明太子や低塩サーモンなどです。造っている明太子には、日本酒とかんずりを入れて開発したものもあります。
Q: 日本酒を入れることで、普通に作る明太子とは何が違うんですか?
A: 明太子を作る時に焼酎を入れます。しかし、新潟には日本酒があるので、日本酒を入れて作ってみました。日本酒を入れたことで、風味がまろやかになりました。
今回企業見学をして初めて知ることが多くありました。能生の市場とは違って、大きくて設備も整っていました。トラックに積む場所や仕分ける場所など温度管理を徹底して鮮度を保つことを知りました。
また、食品を製造する上で、ただ造るだけではなく、お客様のために造るということを忘れてはいけないと感じました。造る前の準備段階であるローラーがけや手洗いなど、当たり前のことを当たり前にやらなくては良い商品はできないと思いました。