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2年海洋技術コース 30日航海実習前半戦(FAXまとめ)

2017.09.27 更新

2MTの30日航海実習を行っている海洋丸よりFAXが届いています!30日航海実習前半戦をまとめて紹介します!

(平成29年9月19日8時00分)

 9月10日(日)乗船式終了後、大勢の家族の方々に見送られ、イカ釣漁場に向けて出港しました。出港後まもなく、一等航海士から救命設備の説明と船内生活の諸注意をしていただきました。翌日には、イカ釣機の準備と各自の仕掛け作り等を行いました。12日、時化模様となってきて、船酔いの生徒もおりましたが、漁場まで初めての航海当直を続けました。漁場に到着し、19時頃から1回目のイカ釣実習を開始しました。2回目は更に時化てきましたが、予定の時間まで実習を行うことができました。なかなか要領がつかめず苦労している生徒や、船酔いをこらえながら頑張って釣っている生徒もおりました。しかし、3回目は風や波が強くなる中、なんとかパラシュートアンカーを投入したところで、操業を中止することになってしまいました。
 その後、2回の操業を終了した時点で、台風接近のため避難することになり、17日15時に小樽港に入港しました。その日は翌日の台風の影響を考慮して、夕食後に小樽駅や観光スポットを歩き、最後に小樽運河で記念写真を撮って船に戻りました。
 翌日は、予報通り台風が小樽を通過したため、外出ができなくなりましたが、午後から9月生まれの生徒の誕生会を船内の食堂で催し、楽しいひとときを過ごしました。その後、個人面談を行い、これまでの実習を振り返ることができました。
 イカ釣実習、航海当直等をそれぞれ頑張ってやっております。慣れない船内生活ですが、事故の無いよう心掛け、実習の日課をこなしていきたいと思います。

(平成29年9月26日8時00分)

 9月20日台風避難で入港した小樽港を離れ、再度漁場に戻り、イカ釣実習を再開し、9月23日01時に最後のイカ釣実習を終え、合計7回の操業を無事終了することができました。
 当初、船酔いに苦しんだ生徒も、元気にイカ釣り実習に取り組むことができました。そして毎日、釣りたてのイカの刺身や、一夜干しのイカを焼くと、喜んで食べておりました。中には、乗組員からイカ刺し作りを教えてもらっていた生徒もおりました。
 イカ釣漁場を離れた後、奥尻港の近くで錨泊し、イカ釣漁具からマグロ延縄漁具への切り替えを行いました。
 その後、津軽海峡を通過し、マグロ延縄の準備を行いながら漁場へ向かいました。太平洋へ出ると日本海と違う、独特のうねりがありましたが、船酔いがなかなか治らなかった生徒も何とか乗り切れるようになってきました。
 26日早朝4時半から、マグロ延縄漁業実習を開始することができました。
 イカ釣実習と同様に、事故や怪我のないように注意を払い、大きなマグロが釣れることを願い、実習を続けたいと思っております。

以 上

 また本日8:00時点で、約165kgのクロカワカジキが獲れたとの連絡が入っています!今後もマグロ延縄実習を行う予定になっていますので、釣果が楽しみです!

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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