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3年食品科学コース 塩分ってどうやって測るの?

2017.10.20 更新

食品科学コース3年生の科目「食品管理」では、ほぼ毎週食品成分の分析をしています。
今回は、食品科学コース3年平田恭子が実験の様子をレポートします!

9月までに食品の一般成分分析(タンパク質・脂質・炭水化物・無機質・水分)の分析が終わったので、今日から特定の成分をターゲットにした分析が始まります。

第一回目は「塩分」です。
食品製造業にとっては、一定の塩分の製品を出荷することはとても大事なことです。私たちは、モール法という硝酸銀を使った「沈殿滴定」で塩分を測定します。

相撲部高橋くんが操作すると実験器具が小さく見えます!

さらに相撲部の嘉陽君。トマトジュース色は失敗! フラスコの溶液にビューレットという器具内の溶液を混ぜていったときに、薄い茶色になったところで混ぜ合わせるのを止めないといけないんです。

これが正しい色。グレープフルーツのようですね。

グレープフルーツ色で混合を止めるのは意外と難しいんです。少なすぎても多すぎても良くなく、ちょうど良い色にするのが大変。

今回は、液体試料(魚醤)でしたが、次回から固形試料の分析をします。

「いつもよりしょっぱくない!?」というクレームがでない品質管理につながる実験で、とても興味深い実験でした。

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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