食品科学コース3年の大野です。
先日、地元の茶葉販売店「正香園」の松木社長様にお会いして「バタバタ茶プリン」商品化の提案をしてきました。
そもそも、なんでプリンを…
ちょっと話を戻して説明します。
私たちは、今年度の科目「課題研究」で糸魚川の伝統の振り茶「バタバタ茶」の復刻と伝承に取り組んできました。今はほとんど飲まれていないお茶ですが、昔は商家で良く飲まれていたそうです。春から、今は解散してしまった「バタバタ茶の会」元代表の石田先生からお茶の立て方を教わったり、原料となる糸魚川産のお茶の花詰みを一緒にしたりして、いろいろなことを教わってきました。
お茶の立て方を習った後、市内小学校に出前授業に行ったりして普及活動をしました。私たちは、自分たちの活動を「バタバタRe茶ーむプロジェクト」という名前にして、更なる伝承普及をしていくことにしました。人を引きつける魅力「チャーム」を復刻「Re」という意味を込めています。
そんななか、バタバタ茶そのものの紹介とは別に、一般のお客様に親しんでもらえるような商品に変えることが必要ではないかと考えました。今年の4月には海洋高校アンテナショップが地元道の駅にできるので、そこで販売できるようなものはないか…。思い浮かび、いくつか試作したなかで可能性が見えたのがプリンでした。ほうじ茶に似た香りがするバタバタ茶はスイーツとの相性がいいんです。そして、最終的な商品化をプリンの製造販売をしている正香園さんに依頼に行きました。
私たちの卒業までに、私たちのレシピをベースに一回目の試作品を作っていただけることになりました。とても楽しみです。4月からは、アンテナショップで週末を中心に販売していく予定です。もちろんバタバタ茶もドリンクメニューでご注文頂けます。
まだまだ道半ばですが、バタバタRe茶ーむプロジェクトは後輩たちに引き継いでもらって、糸魚川の特産品として親しまれるお茶に育てていって欲しいと思います!