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《資源育成コース・3年生》養殖は魚だけじゃない!マコンブ養殖の実習を行いました

2022.05.06 更新

こんにちは!資源育成コース3年の五十嵐、北原、藤野です。
資源育成コースでは、ヒラメやアカムツの種苗生産を行っていますが、私たちが育てるのは魚だけではありません!

それは……

マコンブです!

コンブといったら北海道のイメージがあると思いますが、新潟県でも冬~春の時期にコンブ養殖は行われています。
私たち資源育成コースでは毎年、マコンブの養殖を行ってきました。
今回はそのマコンブ養殖の実習について紹介させていただきます!

11月頃、マコンブの養殖を行うために、今年は北海道と佐渡産の2つの産地のマコンブの種糸を用意しました。

北海道産のマコンブの種糸です!

この種糸をロープに外れないようにしっかりと付けて、能生漁港内で養殖を始めました。

1ヶ月後にマコンブの様子を確認してみると……

順調に育っていることが確認できました!

定期的にマコンブの成長を見てみると、日に日に大きくなっていく様子が分かり、毎回の確認が楽しみでした。

そして、4月22日(金)待ちに待ったマコンブの収穫をしました!
収穫はまず、ロープをクラスのみんなで陸に上げなければいけません。ロープにはたくさんのマコンブが付いているので、ずっしり重くてとても大変でした。

たくさんのマコンブがロープについていました!

マコンブをロープから切り離す作業はとても力が必要です。

クラスの皆で協力して全てのマコンブを収穫できました!

また、密集しているマコンブのすき間には、ハオコゼやギンポなどの稚魚が隠れていて、様々な生物の生息場になっていたことも知ることができました。
マコンブをロープから切り離した後は、全てのコンブを回収して干し場に移動しました。

マコンブを1つ1つ丁寧に干していきます。

干し場に入りきらないマコンブは栽培実習棟の中でも干しました。

マコンブを乾燥させるため、干し場で1つ1つ丁寧に吊るしました。今年のコンブは例年に比べて、幅や厚みが薄かったようですが、マコンブの数が多くて、全て干すのに一苦労でした。ですが、マコンブ1枚でも成長差や厚みの違いがあり、様々な発見をしながら実習に取り組むことができました。

5月6日(金)、しっかり乾燥させたマコンブの回収を行いました。
カラカラになったマコンブは収穫時に比べて、とても軽くビックリしました。

最初に干した時とは違い、カラカラになっていました。

皆で1枚1枚回収していきます。

たくさんの乾燥したマコンブが出来上がりました!!

種糸のマコンブはとても小さく、普段売られているような大きなコンブに育つのか心配でしたが、大きく育ってくれて嬉しかったです。
これらのマコンブは地域の企業と共同開発した商品として販売されていきます。株式会社能水商店さんの「真昆布そば」、有限会社SKフロンティアさんの「まこちゃんうどん」、マリンドリーム能生にあるリーフキッチンさんの「コンブアイス」に私たちが育てたマコンブが使用されていますので、ぜひ食べてみてください!

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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