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《海洋技術コース・2年生》水深600mから引き揚げる!バイ篭実習

2022.05.18 更新

海洋技術コース・2年の笠井です!
今回は16日に行ったをバイ篭実習について紹介していきたいと思います。

実習船「くびき」に乗って、5月9日にバイ篭を仕掛けた地点へ移動をします。目的の地点に着いたら目印であるブイを取り、水深約600mの深さにあるバイ篭を繋げたロープをコイル(らせん状に巻くこと)しながら引っ張っていきます。

縄は力強く引く必要があります。

バイ篭が揚がってきたら捕れた獲物を篭から取りだし、バイ貝とそれ以外の生物に仕分けしていきます。

バイ篭の中にはバイ貝の他にエビやカニ、さらにはヒトデなど様々な生物がいました!

バイ貝はふるいにかけ、ふるいから落ちた小さな個体は海へ放流、落ちずに残った個体については個体測定のために陸へ持ち帰りました。

かごを揺らして大きさの選別をします。

港に帰ってからは獲ったバイ貝の個体測定を行いました。2班に分かれて、バイ貝の重量、殻高、殻経を測定し記録を取ります。測定をした貝のなかには170gを超える大きな貝もいてビックリしました。

3人1班で計測していきます。

今回は人数が少ないこともあり、次から次へと揚がるバイ篭に対して最初は間に合わないときがありましたが、後半では生徒同士で声を掛け合い協力することで効率的に作業することできて良かったです。次回のバイ篭実習では、今日の実習で先生や実習船「くびき」の船員の方から教えてもらったことや実際に作業しながら掴んだコツをつかって取り組んでいきたいです。

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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