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《1学年》海洋丸で実習!1年生体験乗船を行いました

2022.07.03 更新

みなさんこんにちは!1年D組の阿部 浬です。
ちょっと前に行われた1年生対象の体験乗船について紹介します!
体験乗船は海洋高校が持つ海洋丸に乗船し、船釣り体験や船内活動、さらには操船体験などを1泊2日で行う実習です。
とても楽しい実習でしたので1日の流れをレポートします!

乗船前は、船酔いの心配や船で生活することに不安や緊張がある中で参加しました。ですが、船釣りで何が釣れるのかな?という楽しみやクラスの皆で1泊2日過ごすことはとてもワクワクした気持ちでした。

乗船をする際には、まず乗船式から始まります。海洋丸の中村船長から「乗船実習は、遊びではなく、あくまで実習であること。これを踏まえて実りある実習にして下さい」と伝えられました。私は改めて今回の体験乗船が実習であることを乗船前に感じることができ、気持ちが引き締まりました。

乗船式の様子。中村船長からのお話に聞き入っていました。

乗船式後は、待ちに待った出港です!みんなで出港の様子を船の一番上まで上がり、見学します。大きな船がゆっくりゆっくり動いていくことに感動しました!

出港の様子をみんなで見学します。

ゆっくりと漁港から出て行きます!

出港してからは、さっそく船内生活です。船員さんより船内の過ごし方や緊急時の動きについて教えて頂きました。

緊急時の対応訓練として、救命胴衣の着方について学んでいます。

そして今回の体験乗船でびっくりしたことが、ご飯が美味しかったことです!船内の食事はどんなものが出るのか分からなかったのですが、カレーやハンバーグ、麺類など幅広い食事で美味しかったです!
とくに自分たちで釣り上げたアジの刺身はよりおいしく感じました。

昼食後は、操船実習や船のエンジンの仕組みについて勉強をしました。船のエンジンいついては船員さんから説明していただき、エンジンルームにも入って見学をしました。

機関室に入り、エンジンについて学びます。

エンジンルームの中にも入れました!中は機械音と暑さで大変です。

機関長よりエンジンを動かしてもらいました!とてつもない爆音が鳴り響いてびっくりしました。

操船実習では、実際に他船がいない観察したり、衝突物がないか、皆で確認しました。
また、舵を握って操船体験もさせていただきました。どの体験も初めてで楽しく取り組むことができました。でも、船員さん方は夜も当直があります。一晩中当直を行うことを考えると、船員という仕事の責任や大変さにも気づくことができました。

舵を握って操船体験をしました。

楽しさもありますが、緊張します。

周辺に衝突物などがないか監視もします。

次は待ちに待った釣り体験です!釣りは主にルアーを使い、船のソナーを用いて魚の
いる水深を探りながら釣りをします。
使用したルアーは重く、腕がすぐ疲れましたが、いろいろな魚が釣れていました。

根魚がよく釣れていました!

引きが強かったです!

フグも釣れました!(ショウサイフグ)

こんなに大きいシマフグも釣れていました!

最後に海洋観測を行いました。海で水温や塩分などのデータを測定する実習です。
様々な測定機器を用いて、各項目を測定しました。
印象に残っているのはSTDと呼ばれる測定機器です。STDは水深ごとに、水温や塩分濃度を測ってくれる優れものです!このSTDからデータを回収し、水深ごとの水温変化を調べました。

こちらがSTDです。海中に沈めながらデータを測定します。

この透明度板を沈めていきながら、見えなくなる位置までの深さを調べることで、透明度が分かります。

こちらはフォーレルの水色標準液です。この液体と海の色を比較することで、この日の海水の色を調べます

今回の体験乗船を通して、座学で学んだところを実際に見て勉強することもできました!やったこと全てが初めてのことであり、新鮮な気持ちで取り組むことができました。私たちはまだ1年生なので楽しい実習が多く、難しいことは少なかったと思います。ですが、2・3年生の乗船実習にするときは、もっと専門的な実習などを多く学びたいと思える実習になりました!

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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