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《海洋創造コース・2年》目標地点に向けてlet'sコンパスナビゲーション

2022.09.15 更新

こんにちは! 海洋創造コース2年の中橋です。
8月18日、19日に行われた、コンパスナビゲーション実習について紹介したいと思います。

コンパスナビゲーションとは・・・

水中でコンパス(方位磁石)を使用することで、ダイバーが水平方向にどちらの方向を向いているかを観測し、目的の方向に移動する技術のことをいいます。
この実習での目標は、スタートから約30m離れた地点で折り返し、スタートに戻ってくるというコースです。

8月18日は、天候不良のため、海での実習が出来なくなり、学校のプールと陸上での実習となりました。(残念!)

午前中は陸上での実習でした。まず、コンパスの使い方を教室で学びました。コンパスの持ち方、見方、操作方法などの説明があり、細かいところまで注意しなければならないと思いました。その後、体育館に移動して、コンパスを使って先生から指定された方位角に体を向けて歩くことをしました。
午後はプールでコンパスナビゲーションでの泳ぎ方の練習をしました。水中では重い潜水器材を背負って泳ぐため、バランスをとることが難しそうでした。

19日には能生海水浴場で実習を行うことができました。
潜水器材を点検し、いざ海の中へ!

本来は、水深3m程度の海底に着底してコンパスを操作して、泳いで移動するのですが、当日の海底はコンパスが全く見えなくなるくらい濁っていたので、水面移動のみで実習を行いました。
海中は自分がどちらの方向を向いているか分からなくなると聞いていましたが、まさにその通りでした。特にこの日は一面茶色の世界ですからなおさらです。
水面移動を行っていますが、水面から顔を出してしまうと目標が分かってしまうので、顔を上げずに移動します。

   海は濁って視界が悪い

   目標のブイを目指します

 あれ?目標地点からズレちゃった

コンパスナビゲーションをやってみると、自分ではスタート地点に戻っているつもりでも、実際は全然違うところにたどりついて驚いたと同時に、とても難しいと思いました。しかし、先生から「コンパスの方位角の確認を確実に行うこと。特に復路の方位角は何度にならなければならないか確認しなさい。」とアドバイスを受けてから、目標の地点に次第に近づけるようになりました。
最終的には目標地点の目印のブイ(浮き)に体が当たるほど正確にできるようになりました。(濁っていて体が当たるまでブイは見えません)

目標のブイまで正確に辿り着きました

   スタート地点へ戻ります

私は、きっと周囲よりコンパスナビゲーションを正確にできないんだろうと思っていました。しかし、なぜできないかを考えて、アドバイスを素直に実行に移して、練習を重ねることで正確にできるようになりました。今回の実習で、何事も本気で取り組めば自分の想像を超えられるんじゃないかと思えるようになりました。

自信がつきました!

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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