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《海洋技術コース・3年》消火講習をしました!

2022.11.07 更新

海洋技術コース・3年の布施です。

10月25日に船舶職員として働く上で、必要とされる知識と技術を身に付けるための一環として消火講習を行いました。

初めに持運び式消火器の消火剤の充てんに必要なA剤(炭酸水素ナトリウム水溶液)とB剤(硫酸アルミニウム水溶液)の内、A剤を作る作業を行いました。

混ざる量が多く、一人では大変だったので仲間と協力して作りました。

次に各消化器の使用方法の確認と体験です。私は4つある「粉末消火器」「強化液消火器」「持ち運び式消火器」「二酸化炭素消火器」の内「粉末消火器」と「強化液消火器」の2つを実際に体験しました。

粉末消火器は勢いが強く粉を周囲にまき散らすしながら消火するため、前が見づらく火元を狙って消すことが大変でした。強化液消火器は粉末消火器と違い、液体なので視界を遮られることなく、しっかりと火元を見て消火できて違いをはっきりと感じることができました。

その後、消防署の方から防火衣や呼吸具について説明してもらいました。防火衣には命綱が携帯されていたり、呼吸具を使用できる時間が30分であること、タンクの耐久年数が15年であることなど細かく道具の知識を得ることができました。

最後に消火栓から消火ホースを出して実際に火事が起きたときを想定して消火する手順を学びました。

今まで教本や授業でしか分からなかった消火器について、中身を水に換えたものではなく、消火剤の入った本物の消火器を使うことができて、自分にとって有意義な実習になりました。もし船で火災が起きてしまっても対処できるように、今回の実習で消化器の正しい使い方や知識を身に付けることができたので良かったです。

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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