皆さんこんにちは!資源育成コース・海洋生物研究部おさかなラボです。
海洋生物研究部ではチョウザメの鱗を加工した商品を制作し、販売しています。商品の制作を開始し、販売してから、イベントやショップを通じて多くの方に商品を手に取っていただけました。おかげさまで商品の制作に力を入れることができ、この度、商品が新しく生まれ変わりました!この記事ではチョウザメの鱗を加工した商品を作ったきっかけや今まで取り組んできたこと、新しく開発した商品について紹介させていただきます。
みなさんはチョウザメという魚を知っていますか?
チョウザメとは古代魚の一種です。淡水魚で名前にサメと入っていますが、実はサメではありません。見た目がサメに似ていることと、鱗が蝶のような形をしていることからこの名前がつけられました。
ではなぜ、チョウザメの鱗でアクセサリーを作ったのか?資源育成コースでは企業と産学連携の一環でチョウザメを養殖しています。メスのチョウザメからはキャビアを生産しています。オスの魚肉はフィッシュ&チップスやカルパッチョにして販売を行っています。オスの魚肉を加工する際に出る鱗や、成熟する前に死んでしまった個体は利用価値がありませんでした。これらを有効活用できないかと考え、鱗の形が綺麗だったことから発案されたのがチョウザメの鱗を加工したアクセサリーでした。その後部員で試作を繰り返し、今のデザインになりました。
これまでの取り組みとして、販売やワークショップを行いました。ブランド名を「おさかなラボ」に決定し、販売活動を行いました。初の販売は新潟イオンモールで行われましたが、2日間で30個もお客様にお買い上げいただけました!マリンドリーム能生、無印良品直江津店にてワークショップを行いました。販売よりお客様と積極的に交流することができ、私たちにとっても良い経験となりました。どちらも多くの方に参加していただけました!さらには、糸魚川地域クラウド交流会では、この商品を利用して地域を盛り上げるビジネスプランをプレゼンしました。コンテスト形式でしたが、なんと、優勝することができました!私たちの取り組みを高く評価していただけて嬉しかったです。(取り組みの詳細は過去の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください)
今まで販売やワークショップなどの様々なイベントでお客様と交流してきました。お客様のご意見を聞いていくなかで、もっとチョウザメの鱗の価値やこれまでの状況を知っていただくために改良できる点があるのではないかと考え、強度や見た目にこだわり、新たな商品の試作に力を入れました。以前は鱗そのものに着色し、ストラップやアクセサリーとして制作していました。今回、新しくなった商品は、形は鱗がフィットする雫型で、レジン液の中に鱗を入れて固めたので強度も強くなりました。また、鱗や雫の色を工夫できるので、まさに世界に一つだけのオリジナルアクセサリーを作ることができるようになりました。鱗の形が映えて、宝石のような見た目がとてもキレイです!また、この“鱗のキセキ”という商品名にも宝石のような見た目から宝石を意味する貴石とこうして改良し販売まで辿りつけた奇跡的なことを込めています。
商品は全て生徒たちがひとつひとつ真心を込めて制作しています。ぜひお買い求めください!