みなさんこんにちは!
資源育成コース2年の大橋です。
資源育成コースでは3年前から「サケの発眼卵放流」を行っています。
近年、サケ不漁が全国的な問題となっており、サケ資源の持続的な利用が危ぶまれています。
これまで行われてきた稚魚放流とは異なり、発眼卵の状態で放流することで、稚魚まで育てる間にかかる人件費や餌代などの各種コストを削減できることなどが、期待されています。
今年は計10箇所、約15万粒の発眼卵を放流しました!
実際の方法について解説します!
まず能生内水面漁業協同組合が能生川に遡上してきたサケを捕獲し、人工授精を行い、発眼卵の状態まで育てます。
この発眼卵を能生川支流の白鳥川に埋設しました。
さらに、またどれだけの稚魚が生き残るかを調べるため、バイバードボックス(虫かごで自作)にも卵を入れます。
今回の埋設地点は2日間で10箇所で、合計15万粒の発眼卵を放流しました。
放流の仕方は、まず川底を少し掘り、型枠を置いて、周りを石で固め、枠内を止水状態にします。
その中にバイバードボックスと卵を投入し、上から石を積んで、型枠を外せば埋設終了です!
今後は、放流したサケが戻ってくるので、放流効果を確かめ、今後に繋げていきたいと考えています!