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《資源育成コース》近畿大学と高大連携で取り組む海づくり~育てたノドグロ稚魚約1,500尾を日本海に放流~

2026.03.17 更新

みなさん、こんにちは!

資源育成コースでは、近畿大学水産研究所(本部:和歌山県白浜町)と新潟県立海洋高等学校(新潟県糸魚川市、以下 海洋高校)は、ノドグロの安定した種苗(稚魚)生産技術の確立をめざし、共同で飼育研究を行っています。今年も地元漁業者の協力のもと、人工ふ化から育成した稚魚約1,500尾を新潟県糸魚川市筒石沖に放流しました。

放流準備1

放流準備2

 ノドグロは標準和名をアカムツといい、「白身のトロ」と呼ばれるほど味が良いとされる高級魚です。近畿大学水産研究所富山実験場(富山県射水市)では、平成27年(2015年)にノドグロの飼育研究を開始し、平成28年(2016年)10月に人工ふ化に成功しました。

 そこから完全養殖を目標に人工ふ化稚魚の量産化をめざして研究を進め、令和4年(2022年)には約10,000尾の種苗生産に成功。3歳魚となった令和7年(2025年)8月から産卵を試み、人工授精を経て同年10月6日に世界初の完全養殖に成功しました。

放流準備3

放流準備4

 海洋高校では、新潟県のノドグロ資源の保全を目標に、生徒の探究学習のテーマの一つとして、ノドグロの種苗生産に関する研究活動を行ってきました。平成30年(2018年)、養殖技術向上とノドグロの初期飼育や飼料に関する技術交流を目的に、近畿大学水産研究所と「アカムツ等の養殖および種苗生産に関する高大連携協定」を締結しております。

 令和元年(2019年)には高校として世界初の人工授精と45日齢までの飼育に成功しており、令和5年(2023年)以降は継続して稚魚の生産に成功しています。

 なお、研究の根幹である天然ノドグロの採卵の際には、上越漁業協同組合筒石支所(新潟県糸魚川市)の漁業者に特別操業をしていただくなど、多大なご協力をいただいています。

放流準備5

放流準備6

放流準備7

 資源保全を目的としたノドグロ稚魚の放流は、令和6年(2024年)3月に約8,000尾、令和7年(2025年)3月に約37,000尾を放流し、今回で3回目となります。3度目となる今年はより高い放流効果を期待して、昨年までよりも1年間長く飼育して大きく育った令和6年(2024年)産の稚魚約1,500尾を放流しました。

 今回放流した約1,500尾の稚魚は、令和6年(2024年)9月に人工授精し、近畿大学水産研究所富山実験場および海洋高校で飼育した後、放流に向けて海洋高校で中間育成した個体で、完全養殖魚ではありません。今後も、継続した放流と種苗のさらなる安定生産に向け、技術改善や最適な放流方法の検討、放流効果の確認を行います。

 なお、今年4月にも海洋高校の実習として令和7年(2025年)9月産の稚魚約5,000尾の放流を予定しています。

洋上準備8

放流準備9

放流準備3

洋上放流1

洋上放流2

洋上放流3

【関連リンク】
 近畿大学水産研究所
 https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aqua-research/

【リリース発信元】
 近畿大学 プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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