みなさん、こんにちは!
資源育成コース3年生です。さっそく今回から週2回の連載がスタートします!
私たち資源育成コースでは、増殖や養殖について学ぶために、ヒラメやアカムツなどを育てています。
しかし、増養殖のためだけではなく、研究のために飼育している生物もいます。
それが、クサフグとトラフグです!
今回の実習では、日本大学との高大連携の一環として飼育しているクサフグに、リボンタグを付ける作業を行いました。
リボンタグとは、番号が書かれた小さな目印のことで、魚を一匹ずつ見分けるために使います。小さなタグですが、研究を進めるうえではとても大切な役割があります。
これがリボンタグです。針とリボンがくっついています。
私たちは、日本大学と連携しながら、フグがなぜ毒を持つのかを明らかにするための研究に関わっています。研究を通して、フグは最初から自分自身だけで毒を作っているわけではないことを知りました。普段「フグ毒」と聞くと、フグの体の中で自然に作られているように思ってしまいますが、実際にはまだ分かっていないことも多く、調べていくほど奥が深い生き物だと感じます。
リボンタグを付ける作業では、クサフグを押さえる人と、タグを装着する人に分かれて行いました。クサフグの背中にある黒い模様を目印にしながら、決められた場所に針を通し、番号のついたタグを体に付けていきます。
先生からタグ打ちのやり方を教わります。
背びれの下側から針を通します。
クサフグに負担をかけないように焦らず急いでやります。
リボンまで到達後、針とリボン部分を切断すれば完了です!
最初は手が震えて、ねらった場所に針を入れるのがとても難しかったです。しかし、何匹か作業を進めるうちに、押さえ方や針を入れやすい場所の感覚が少しずつ分かってきました。
実習の様子1
実習の様子2
実習の様子3
はじめは1匹に時間がかかっていましたが、後半になると班全体の作業スピードも上がり、最終的には1番から100番までのリボンタグを、100匹のクサフグに付けることができました。一度も失敗せずに作業を終えられた時は、とても達成感がありました。
タグを打ったあとは1匹ずつ様子を確認します
100匹元気に泳いでいます
では、なぜクサフグにリボンタグを付けるのでしょうか。
クサフグやトラフグは、見た目だけではオスとメスを判別することができません。そのため、DNAを調べて雌雄を判別する必要があります。そこで大切になるのが「個体識別」です。
たとえば、5番のリボンタグを付けたクサフグがオスだと分かっていれば、次にオスが必要になった時に、水槽の中から5番のクサフグを探すことができます。このように、一匹一匹を見分けて記録しておくことで、研究を正確に進めることができます。
また、クサフグが泳いでいるうちにタグが外れてしまったり、タグの番号が見えにくくなってしまったりすることもあります。そのため、多くの個体にタグを付けておくことで、研究に必要なデータを安定して集めやすくなります。
今回の実習を通して、リボンタグはとても小さな道具ですが、研究を支える大きな意味を持っていることが分かりました。魚を育てるだけでなく、一匹ずつ記録し、観察し、データとして残していくことも、資源育成コースの大切な学びです。
次回の記事も楽しみにしていてください!
