海洋チャンネル

海洋LIFE

《資源育成コース》⑯海洋高校の伝統行事!カッター大会を行いました

2026.07.21 更新

みなさん、こんにちは!
資源育成コース3年生です。

今回の資源育成コース航海日誌では、7月11日(土)に開催された「カッター大会」の様子を紹介します。

カッター大会は、海洋高校の伝統ある学校行事の一つです。今年も「カッターレース」「SUP借り物レース」「海上相撲」の3種目が行われ、各競技の順位に応じた総合得点で優勝を競いました。当日は天候にも恵まれ、全校生徒が熱気あふれる一日を過ごしました。

開会式では、全校生徒で学校体操を行い、競技に向けて気持ちを一つにしました。大きな掛け声を出し、優勝を目指して士気を高める姿が見られました。

最初に行われたのは、カッターレース予選です。

カッターとは、エンジンを使わず、乗組員が力を合わせてオールを漕ぐことで進む大型のボートです。一般的には、漕ぎ手12名、艇長1名、艇指揮1名の計14名が乗船します。全長約9m、重量は約1.5tあり、乗員が乗ると2tを超えることもあります。

本校のカッターレースでは、船の舵を取る艇長以外は生徒が担当します。海洋高校にはカッター部があるほど、カッターは学校を代表する存在であり、授業や部活動を通して親しまれています。

予選では、各クラスが練習の成果を発揮しました。艇指揮の掛け声に合わせて息をそろえ、力強くオールを漕いでいきます。仲間と呼吸を合わせることの難しさや大切さを感じながら、どのクラスも最後まで全力でゴールを目指しました。

レースをしている生徒だけでなく、岸壁で応援する生徒たちも一体となって大会を盛り上げました。クラスTシャツや団旗もあり、会場全体がカッター大会らしい雰囲気に包まれていました。

続いて行われたのは、SUP借り物レースです。

SUPは、スタンドアップパドルボードの略で、ボードの上に立ってパドルで進むマリンスポーツです。今回の競技では、フロートからスタートし、ブイを回って戻ってくるタイムを競いました。各クラスから3名が出場し、1番手から3番手へとリレー形式でつなぎます。

最後の3番手は借り物のお題を引き、その条件に合う人を探して一緒にゴールしなければなりません。

お題には、「話してみたい人」「テストで100点を取ったことがある人」といったものから、「船舶免許を持っている人」「マグロを釣ったことがある人」など、海洋高校ならではの内容まで、さまざまなものが用意されていました。

SUPは見ているよりもバランスを取るのが難しく、立ち上がるだけでも大変そうでした。それでも、選手たちは必死にパドルを動かし、クラスのためにゴールを目指しました。

お題に合う人を探して会場内を走り回る姿や、協力してゴールを目指す様子に、会場は笑顔と歓声に包まれました。

会場では、団旗投票も行われました。

団旗は、各クラスがカッター大会に向けて放課後の時間を使い、少しずつ協力しながら制作してきたものです。デザインや色使い、テーマに工夫が凝らされており、それぞれのクラスの個性や団結力が感じられる作品が並びました。

投票は全校生徒と保護者の皆さまによって行われ、上位3クラスが表彰されます。完成した団旗は、カッターレースでも各クラスの船に掲げられ、クラスのシンボルとして大会を彩りました。

昼休みには、水上オートバイのデモンストレーションが行われました。

デモンストレーションは、本校で特殊小型船舶操縦士免許を取得した生徒が担当しました。実技演習では、直進、旋回、危険回避、八の字走行、スラロームなどを披露しました。

正確で迫力のある走行に、会場からは大きな拍手が送られました。海洋高校では、授業を通して特殊小型船舶操縦士免許の取得に挑戦することができます。興味のある中学生のみなさんは、ぜひ海洋高校でさまざまな資格取得にも挑戦してみてください。

午後には、カッターレースの準決勝と決勝が行われました。

決勝進出をかけたレースでは、どのクラスも気迫あふれる漕ぎを見せ、ゴールまで接戦が続く白熱したレースとなりました。応援する生徒たちの声も大きく、会場全体が一体となって盛り上がりました。

決勝では、予選・準決勝を勝ち抜いたクラスが、最後まで全力でオールを漕ぎました。仲間を信じて、息の合った力強い漕ぎでゴールを目指す姿は、とても見応えがありました。

続いて行われた海上相撲では、海上に浮かべたフロートの上でトーナメント形式の対戦が行われました。

各クラスからは先鋒・中堅・大将の3名が出場し、1対1で勝負します。ルールは陸上で行われる相撲と同じで、相手をフロートの外へ押し出すか、足以外の部位がフロートについた時点で勝敗が決まります。

試合が始まると、選手たちは限られた足場の上で相手との駆け引きを繰り広げました。勢いよく押し合う場面や、絶妙なタイミングで相手の体勢を崩す場面では、大きな歓声が上がりました。

水中へ落ちても笑顔で戻ってくる選手たちの姿が印象的で、クラスメイトからの熱い声援を受けながら、最後まで諦めずに戦う姿が見られました。

競技終了後にはエキシビションレースも開催され、「先生チームVS優勝チーム」「漁師チームVSカッター部」の対戦が行われました。先生方や地域の漁師の皆さん、カッター部による迫力あるレースに、生徒たちからは大きな拍手と声援が送られました。

最後に閉会式が行われ、各競技の表彰が行われました。今年の総合優勝は3MTでした。優勝した3MTのみなさん、おめでとうございます。

今年のカッター大会では、勝敗を競うだけでなく、仲間と協力し、お互いを支え合うことの大切さを改めて実感することができました。競技中には大きな声援が飛び交い、クラス一丸となって挑戦する姿が随所で見られました。

また、団旗や水上オートバイのデモンストレーションなど、海洋高校ならではの特色も感じられる一日となりました。

最後まで全力で競技に取り組んだ選手のみなさん、そして大会を支えた生徒・先生方、保護者の皆さま、本当にお疲れ様でした。海洋高校ならではの伝統行事として、多くの思い出が詰まった充実したカッター大会となりました。

来年のカッター大会もお楽しみに!

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

ページトップへ戻る