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キャビアができるまで何もしないのはもったいない!アクアポニックス

2017.11.09 更新

日本海北部地区水産・海洋高等学校生徒研究発表大会が富山県滑川市にて行われ、本校からは資源育成コース3年の岡田麻依さん、神田ひなたさん、佐藤優樹さんの3名が参加しました。

このコースが渋谷建設(株)の養殖場にてチョウザメの養殖実習を行っていることは、皆さんご存じですよね。チョウザメの卵は高級で、高値で売買されています。では、そのチョウザメの卵ができるまで、どのくらいの時間がかかるか知っていますか?

チョウザメの卵がとれるまで最短7年

チョウザメ養殖は慈善事業ではなく、あくまでもビジネスですから、収入がなければ、続けていくことができません。7年も経てば、資金も底をついてしまいます。

養殖の水で野菜を作る アクアポニックス

そこで、その間の収入を少しでも補うために、今年度、資源育成コースでは「アクアポニックス」に挑戦しています(過去記事:魚の飼育水を使って野菜づくり!?)。これは、魚を養殖している水を使って、野菜を水耕栽培するという生産システムのことで、魚にとっても野菜にとってもwin-winな環境を目指し、日々試行錯誤をしています。

この取り組みについて、3人は研究発表を行いました。

結果は、5校中2番目となる、優秀賞でした。これからもアクアポニックスの研究を続け、さらに良い研究報告を期待しています!

参加校と題目

福井県立若狭高等学校
「若狭に春を!伝統漁業イサザ漁を守れ!」

石川県立能登高等学校
「石川県における水温変化による漁獲高の考察」

富山県氷見高等学校
「氷見のプランクトンたち」

新潟県立海洋高等学校
「チョウザメを対象としたアクアポニックスによる生産システムの検証」

富山県立滑川高等学校
「地元水産業に貢献するための藻場調査用観測機器の研究について」

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新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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