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海洋丸よりFAXが届きました (海洋技術コース3年生乗船実習 近況報告No.4)

2018.05.25 更新

実習中の海洋丸からFAXが届きました(以下、FAXの内容)。

(2018年5月25日 8時 FAX通信)

 海洋丸は漁具を入れ替えした後、再び能生港を出港し、マグロ延縄実習をするため、関門海峡を通過し、現在太平洋海域でマグロ延縄実習を行っています。
この海域は日本海と違い、うねりが大きいため常に船体は揺れています。
最初はうねりの違いで船酔いしていた実習生も、今では揺れに慣れ船内生活を送っています。
5月9日能生港を出港した日を思い浮かべると、慣れとはおそろしいことだと感じます。
5月23日(水)には船長からも船内放送で「慣れにより不注意になりがちなので、各自初心に戻り船内生活を送るように」とありました。
実習生においては、掃除が不徹底、時間遅れが出始めたので、気を引き締めるように指導をしました。

 マグロ延縄実習は5月21日(月)から始まり、本日で5回目を迎えます。ここまでの釣果は次の通りです。

1回目 ビンチョウマグロ 91cm 15kg メカジキ63cm 1.2kg
2回目 クロカジキ    126cm 18kg マカジキ 159cm 43kg マカジキ 159cm 43kg マカジキ 152cm 40.5kg マカジキ 166cm 50kg
3回目 シイラ
4回目 マンボウ 165cm 360kg マカジキ 125cm 21kg メカジキ 69cm 4kg 

 超レアキャラのビッグマンボウが揚がりました。最終日にはマグロを揚げることを期待しています。
操業後は北上し豊後(ぶんご)水道を航行し海上交通安全法の適用海域である瀬戸内海を航行し神戸港に入港する予定です。
神戸港では、上陸を許可する条件として
①普通科の課題を終えさせる。
②下船テスト(上陸テスト)の合格点をパスする。
ことがあります。
そのためか船内では自主学習する生徒がちらほら見られるようになりました。

 ここまで、事故や怪我なく順調な航海を送っています。
引き続き大きなトラブルにならないよう指導していきます。

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